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土壌消毒機
土壌消毒機について
1) 手動式注入器(薬液タンク3Lと薬液タンク10Lの背負式タイプの2種類)
小規模の面積の土壌消毒に適しています。
- 使用法
- 30cm間隔に注入し、注入後直ちに注入口を足で鎮圧します。処理後はシートで被覆します。
- 注意
- 薬液タンクに移した薬液は使い切ります。
(残液とならないよう計量します。)
- 価格
- 薬液タンク3Lのタイプ 約2万円薬液タンク10Lのタイプ 約3万円
- 主要メーカー
- (株)丸山製作所
(株)共立
2) 歩行型テーラーけん引式消毒機
(注入口1条式と注入口2条式の2種類)
- 要点
- 消毒機の価格が比較的安価であるが、作業能率が高く、広い面積の消毒にも使用できる。
使用時安全や周辺環境に対しては使用する個人の正しい取り扱いが求められる。
新式のものには接地輪に液ダレ防止装置が装着された。
処理後のシートによる被覆のための同時マルチセットが装着されていないので、手作業でシートを被覆しなければならない。
- 価格
- 注入口 1条式 約5万円
注入口 2条式 約8万円
- 主要メーカー
- (株)共立
みのる産業(株)
アグリテクノ矢崎(株)
3) 自走式2条土壌消毒機
- 要点
- 自走式で小型軽量のため施設ハウス内の土壌消毒に適している。
旋回時の接地輪の空転を防止した液ダレ防止装置を装備した。
マルチセットが装備されていないので処理後、手作業によるシート被覆が必要。
- 価格
- 約40万円
- 主要メーカー
- みのる産業(株)
4) 自走式注入口ノズル2条式垂直打込消毒機
- 要点
- 注入口ノズル2条が交互に垂直に打込んでいく方式。
周辺に住民や畜舎がない露地圃場用の消毒機。
同時マルチセットが未装備なので処理後手作業でシートを被覆する。
- 価格
- 約45~46万円
- 主要メーカー
- (株)丸山製作所
5) 歩行型管理機けん引式 全面マルチ土壌消毒機
- 要点
- 注入口4条を装備しているので1回の歩行で1.2m幅の土壌消毒が可能。
注入ノズルの先端にチェックバルブがついて、液ダレを完全防止できる。
全面同時マルチが可能で、施設ハウスに適している。
センサー輪を装備しているので正確な薬剤注入ができる。
- 価格
- 約50万円
マルチ接着テープ 約1万円/10a
- 主要メーカー
- 専門メーカーの(株)佐野アタッチ研究所、(株)クボタ、
ヤンマー農機(株)等から販売
6) 歩行型管理機けん引式マルチ畦内同時消毒機
〔栽培するうねの形状に対応したうね整形器を装備し、注入口の条数を変えることができる〕
- 要点
- 栽培する作物のうねの形状に応じたうね整形器を装備し、うね立てと同時に薬剤注入をすることができ、作業性に優れる。
マルチ畦内処理はガス抜き耕起をしないので未消毒土壌の汚染が無く、効果は安定する。
露地圃場、施設ハウスに使用ができる。
薬剤注入と同時にシートでマルチするので使用時安全性が高い。
- 価格
- 注入口が1条から4条のものまであるが、約30~60万円
- 主要メーカー
- 専門メーカーの(株)佐野アタッチ研究所、(株)クボタ、
ヤンマー農機(株)から販売
7) 乗用型トラクターけん引式
全面マルチ同時消毒機〔注入口が4条、6条、8条のものがある〕同時マルチセットが装備されているものを推奨します。
- 要点
- 露地圃場の大面積の処理に適している。
被覆シートは土で両端を押さえるものとガムテープで接着するものがある。
圃場全体を消毒する場合、押さえ土の消毒を期するには、1つの圃場を2回に分け、1走行おきに消毒作業を行い1回目のシートの押え土の未消毒土壌も2回目の消毒作業で消毒するという方法もある。
- 価格
- 各種類あるが、約60~80万円
- 主要メーカー
- (株)丸山製作所
(株)共立
みのる産業(株)
アグリテクノ矢崎(株)
(株)クボタ
ヤンマー農機(株)
8) 乗用型トラクターけん引式
マルチ畦内同時消毒機(2畦、3畦整形機がある)
- 要点
- トラクターのけん引より、整形機(2畦、又は3畦)と注入口ノズルおよびマルチセットを装備したもの。
露地の大規模圃場に適している。
整形機と土壌消毒機部分は各産地の求めに応じて組み合わせて装着されている。
- 価格
- 約50~60万円
- 主要メーカー
- アグリテクノ矢崎(株)
(株)阿波菱機販売
(株)クボタ
9)深層土壌消毒機 ニプロサブソイラー消毒機SSD-440
マルチ畦内同時消毒機(2畦、3畦整形機がある)
- 要点
- 注入深度30cmに注入できる深層土壌消毒機
たばこの立枯病等の専用土壌消毒機です。
この深層土壌消毒機を使用すると注入深度30cmに注入ができることと、強制回転鎮圧ローラーが装備されているので処理後シートで被覆しなくても圃場周辺の環境に悪影響のおそれがない。
現時点での使用は農薬登録上からたばこのみ許可されている。(他作物は未登録のため使用はできません。)
- 価格
- 約90万円
- 主要メーカー
- 松山(株)、(株)クボタ、ヤンマー農機(株)等から販売
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