クロルピクリン工業会
クロルピクリン工業会クロルピクリン剤の取扱い上のお願い
■シートで必ず被覆してください。
環境に対する安全性を高めます。
無被覆に比べ、被覆した場合、気中に漏れ出るクロルピクリンガス濃度は低くなります。
防除効果を高めます。
シートをした場合、クロルピクリンガスは地表面付近でも効果を発揮するのに対し、
シートがないと地表面付近のガスが抜け、効果不足を起こします。
シートあり シートなし
注 意
ガス拡散を防ぐための土壌注入後の「水封」は、平成７年度農薬登録事項から削除されました。
使用にあたってはシートによる被覆が義務づけられています。
■地温によりくん蒸期間が異なります。
| 平均地温 | くん蒸期間 |
|---|---|
| 25～30℃ | 約10日 |
| 15～25℃ | 10～15日 |
| 10～15℃ | 15～20日 |
| 7～10℃ | 20～30日 |
■製品缶には水を入れないでください。
薬液の入っている製品缶に水が混入すると、缶が腐食するおそれがあります。
■ポリタンクに移した薬液は使い切りましょう。
缶からポリタンクに移した薬液は缶に戻さないようにしてください。クロルピクリン液が水分を吸い、その水分が缶を腐食させてしまいます。
■消毒機は灯油で洗浄しましょう。
使用した機器をそのまま放置すると腐食が起こります。消毒機の管に灯油を通し、洗浄を行ってください。
■空き缶の臭気は完全にとります。
空き缶に臭気が残っていると、空き缶処理の際に事故となる可能性があります。缶の臭気は完全に抜いてください。